かのコレ

キャスト発表されたときだけ元気になる茶の間

歌妖曲~中川大志之丞変化~見てきたよ!

中川大志の里降り神事を観てきました

 

※映像俳優がたまーに下界に降りてきて舞台に出演することを「里降り」と(勝手に)呼んでます

来年は横浜流星の里降りだぜ!!!!!!!!!!(巌流島)

「和樹なんかいつだって里にいるじゃん」

里山で暮らしてるからだよwww(里山の和樹)」

そのくせ、和樹がダブルキャストだと「は????和樹なんで毎日いないの????何してんの??????(大体ライブしてる)」ってなるし(出ずの和樹)

シングルならシングルで「は?????和樹毎日劇場来て何すんの?????(出るんだよ)」ってなる(全通の和樹)おれたち

 

和樹へ

キングアーサーのチケット取りました

(よく見たら彼方おじさんの日でした)

わたしより

 

 

そもそも、舞台オタクは「推しは(常に)(生で)見るもの」だと思ってるところがあって

数ヶ月に1回は公演期間(最低でも)1ヶ月の現場が定期的にあって

チケット取れないなんてこともよっぽどの演目でなければほとんどなく

金さえ積めば3時間合法的に推しを見放題で

1公演3時間、チケット代15000円として1秒1.38円でファンと推しとのeternalってことは実質無料じゃん????

みたいなあたおかなので

 

ジャニオタのチケ取りなんかをたまにお手伝いすることあるけど、あんなに取れなんだら気が狂って死んでしまうし(死因:厳選な抽選)いくらテレビでいくらでも推しをタダで見れるとはいえ(映画でも1900円)基本的に「推しは(生で)見るもの」と思ってる舞台オタクはモチベどこに持ってったらいいかわからんくて( ˘ω˘ )

でもまあ特にアイドル界隈なんかは基本的に在宅コンテンツだよなあ( ˘ω˘ )配信とかも充実してるしね。

たまの現場といえばコンサート(取れない)とか舞台(取れない)とか、あと、たった数百のキャパを巡って各界隈のキャストのオタクが殴り合う映画の舞台挨拶の不毛なチケ取りとかもう嫌なんだよ!!!!!!

映像俳優のオタク大変だね???????

 

 

何の話してたのか忘れました

大志の話でした

 

 

めちゃくちゃ良かったのに、ぜんぜん話題になってないし周りのオタクも見に行ったってぜんぜん聞かないので、感想書こうと思います。

(以下、作品の内容に触れてるところがあります)

 

 

歌妖曲~中川大志之丞変化~観てきました

 

公式

音楽劇『歌妖曲~中川大志之丞変化~』公式サイト

 


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明治座名物

 

大志舞台やらないのかなってずっと思ってたから、推しの里降り決まって喜び勇んでチケ取りました。

おたくは「ダチの推しは親戚」とかいう、友達の推しに謎の愛着があるので(義理人情に厚いヤンキー)ぬまさんも来てくれました。

 

そもそも映像俳優が舞台出るとあれ?映像だといいのに舞台だとイマイチじゃね?ってなったり1000何人のキャパの劇場で映像と同じ芝居してたらダメじゃんねってなることがまあまああるんですが

ある程度のベテラン俳優でもそういうのあるので、若手だと尚更その傾向があるんだけど

(ロミジュリ以来舞台やらない佐藤健の話やめろ)

逆に舞台俳優が映像出るとイマイチなことも多いので、映像の芝居と舞台の芝居ってやっぱり違うんだなって思うんだけど

そういう解離がほとんどなかったの大志すげえなと思いました。

 

まず、初舞台がこの作品な時点で天才だと思うし

まじで大志の初舞台八犬伝じゃなくてよかった

※何度ボツっても甦る若俳虚無舞台界の不死鳥「エンドレス八犬伝エターナル」

 

なんかチケ取ったら最前だったから劇場行く前に美容院

行って「これから最前で推しの舞台観るのでおねがいします( ^ω^ )( ^ω^ )」って言ったら

中川大志ですかwwwまじでやばいですよねwwwwwwwwww顔やばいですよねwwwwwwwwwwちなみに私は最近silentで目黒蓮やばいと思って調べたら目黒蓮ジャニーズなんですね????」って言ってました( ^ω^ )( ^ω^ )( ^ω^ )

近頃茶の間をブイブイいわしてるsilentの目黒蓮とすずめの戸締まりの松村北斗

 

東宝もヴィレッジもまじでちゃんとこの作品プロモーションしたほうがいいって。

今作のテーマは、『リチャード三世』×昭和の歌謡界。昭和、平成、令和の歌謡界の歌い手の殿堂でもある明治座。この由緒ある劇場において、音楽あり、笑いあり、お涙頂戴、勧善懲悪のスペクタクル感とケレン味満載の作品をお贈りします。(※公式サイトより)

じゃねえのよ???????

なんでそんなイロモノみたいな推し方すんの??????

大志とおじさんたちが昭和歌謡であれするよ!なおペンラの色は…じゃねえのよ???????

ペンラ煽ってる場合じゃないのよ????

この曲はこの色ね!なお、この曲は振らないでね?とかじゃねえのよ????????

若俳SWORD地区の「S」スターダスト連合会の中川大志の主演ぞ???????

(スターダスト連合会、ホリプロラスカルズ、アミュ高、トップコートボーイズ、LDH一家で構成される若俳SWORDのHIGH&LOW)

うちの中川の初舞台作品にアヤつけようってのかい??????お????????

 

むしろ軽い気持ちで見に行くと情緒ベコベコにされるし、ペンライトとか別になくて全然大丈夫です(そういうノリの作品でもない)

ていうか最前だったから後ろの様子見えなかったわ( ^ω^ )( ^ω^ )( ^ω^ )( ^ω^ )

みんなペンラ振ってるん???

(最前マウント)

常連っぽい方々は瞬時に色変えててすげえなって思いましたwww

 

なお、この作品シェイクスピアの戯曲「リチャード3世」を下敷きにしており、狡猾で残忍で醜怪な極悪人が言葉巧みに周囲を陥落させ、次々に悪事の限りを働いて成り上がってくなんかあの、これ、シェイクスピアのどの作品だったっけ?ってなるシェイクスピアあるあるのあの話です(雑)

簡単にいうと華やかな芸能一家に生まれたものの、生まれつき醜い容姿を持ち、疎まれてきた鳴尾定(大志)が一族への復讐を胸に昭和歌謡界でテッペン目指してく、そんな話ですね。

 

もうね、オープニングから

あーーーこれフランケンのおたく大好きなやつーーーって大の字でしたね

フランケンのおたく、復讐に狂った挙げ句追い詰められて踏みにじられてボロ雑巾みたくなっていく憐れで惨めで高慢な人間の業の話だーーーいすき( ^ω^ )( ^ω^ )( ^ω^ )( ^ω^ )!!!!

 

製作に東宝とヴィレッジ入ってるんだけど東宝感ほぼなくて2000年初期頃の重暗い時の親感線みたいなかんじ。(そういえば新感線最近エンタメにステータス全振りでそういう作品やらなくなったね)

演出は倉持さん。

いつもに増して非常に演劇的な表現が多いので(時間軸飛ぶのとかね)舞台おたくわりと好きなやつだと思う。

(あの、シ者の誘惑のシーンすごくない??)

 

キャストもだいぶ芸達者で固めてるんだけど、初舞台・初座長の若俳の脇はベテランがバッチリ固めないとね!みたいなかんじでは全くなく、バチバチのおじさんたちとバチバチにやり合う中川大志が本当にすごくて、震えました。

ラストのあのシーンは圧巻。

これが中川大志だよ。

 

ああいう役ってみんなふつうやりすぎる傾向があって、感情任せになって芝居がついてこなかったりするんだけどそういうの全くなく、出すぎて相手を殺すこともなく、中川大志本当に上手い俳優なんだと改めて実感した次第です。

まじで映像ではなんでそんなクソ映画、クソドラマに恵まれてんの???(恵まれるな)

 

見終わった後、ぬまさんと「大志、芝居がうまい」しか言ってなかった。大志、芝居がうまい。

舞台に出てくれて、この作品選んでくれてありがとう。

大志、まじで定期的に舞台やったほうがいいよ。

でも初舞台でこんなんやってのけてしまったらもう次どうする?ってなって

「とりあえず(こんなにシェイクスピアできるなら)吉田鋼太郎じゃね」

「彩の国は嫌だ彩の国は嫌だ彩の国は嫌だ」

 

たのちかったです!イェーーーイ!!みたいな見終わった後にIQ2になる作品も大好きだけど、久々に重厚な作品で殴られて、心地の良い疲れと感想戦やりすぎてガラガラになった喉と(喋りすぎ)果てしない充足感は本当に幸せなものです。こういう作品に出会えるってほんと奇跡だ。

 

 

舞台関係者各位、中川大志をよろしくおねがいいたします( ^ω^ )( ^ω^ )( ^ω^ )

 

 

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