2021年早々、パワーワードが生まれました
虚無は共有するもの
虚無は共有するもの(二度目)
虚無舞台や映画に出会ってしまったときの、あの、友達に「たのむから見てくれwwwほんとくそだから」って必死に布教する謎のおすそわけ精神何なんだろうな
やばいとわかった上で勧める虚無の押し売り
虚無のキャッチセールス
もう迷惑行為だろ
むかし、真島ヒロ先生がアシスタントさんたちとゲームやって1番負けた人が罰ゲームとして虚無映画を強制的に見させられるっていう前衛的な遊びやってたけど
それって虚無の正しい使い方だよな
虚無=罰ゲームなんだよ
演劇界のシガンシナ区に生きる選ばれし虚無ランカーたちによる虚無リンピック
あれ大好きで毎年開催してほしいくらいなので(ラジー賞的なかんじで)
KOC(虚無リンピック委員会)の方、よろしくお願いします
(ていうかあそこに名前が出るだけ、その分認知度があるわけだからまだ救いがある)
先日、虚無舞台界の新星「イノサン(録画)」をぬまさんと見たんですよ
こ、これが有名な虚無界の生意気なスーパールーキー…!最後まで見れなかったらどうするwwwいや梶verと武田ver両方あるからね!みたいなゆるい気持ちで見たんですが
なんていうか、虚無舞台の呼吸ってあるよね
虚無の呼吸12個の型を繰り返して13個目の型ができる…それを朝まで続けるみたいな。
不思議とみんな同じ流れをたどるよな
それ、虚無舞台に共通する様式美なんです?
こうすればたちまち虚無になるよ!のマニュアルをみんな忠実に守ってるの?
あの、いつ楽しくなるんだろう、いつ楽しくなるんだろうって思いながら虚空を見つめるチベスナ顔のうちらと、ただただ無慈悲に流れていく時間(そして体感めっちゃ長い)
イノサン、やばいやばいと聞いててどんなもんかと戦々恐々としてたけど、いうてそうでもなかったんですよね
そもそも原作がちゃんとしてるし、
※というか原作の原作(←フランス革命)がちゃんとしてる
主演2人と演出と脚本と製作変えたらちゃんと成立するのではって真顔になったけどそれもう違う作品ですね???
少なくとも、あの金髪巻毛の碧眼にひらひらお衣装という日本人には難易度の高すぎる扮装を完璧に着こなす太田はなんでポーの一族に出ないんや→ポーに出よう杏寿郎→ポー寿郎wwwwwwとかクソみたいなこと言って笑える余裕はあったし
「マリーはマリーのやりたいようにやる!」みたいな台詞は、やりたいようにやりたいときにうちらいまでも使うしな(^ω^)
いやもう正しいマリー覚えてないんだけど(正しいマリーとは)
ガチの虚無は虚無であったという思いだけが残り、なんにも覚えてないもので、特に感想もないし、ほんとうになんにも覚えてないので
某怪人と探偵見に行った人がみんな「あっきー歌うまい」「中華街おいちい」しか言わないbotみたいになって帰ってくるから、あのキャスト集めといて嘘だろwwwと思って見に行ったら案の定「あっきー歌うまい」「中華街おいちい」しか言えなくなりました
あとたぶんミュージカルおたくそもそもフランス革命が数学1みたいなとこあるから(選択せずとも履修はしてるみたいな)王政の腐敗と虐げられる民衆の蜂起と身分違いと分不相応の悲喜こもごもはよくある日比谷の呼吸だし、亜門のおいたにも慣れてるので「亜門やんちゃしてんなァwww」くらいのかんじだったんですよね(^ω^)
キャストに何の思い入れもなくて(金も払わず)ひやかしで見ただけのうちら(ただの野次馬)は、ふーん( ´_>`)ってかんじだったけど
でもお金出して楽しみにして若俳見に来たおたくがあれ見させられたらたしかに虚無以外の何者でもないな( ˘ω˘ )そらみんな「は?」ってなるよね
それでもやっぱ虚無舞台界の絶対的エース、八犬伝とはぴどりはもう鉄壁過ぎるんよ
八犬伝など、何度虚無っても甦る虚無界の不死鳥だからな
八犬伝ちゃん「俺を殺したとて、すぐに第二、第三の虚無が現れる」とか言って消えてくタイプの悪役みたいだぬ(^ω^)
で、こっからが本題なんですけど(長)
つい最近某映画を観てきたんですけど、これがびっくりするくらい虚無で、でも作品が作品だからおおっぴらに虚無だということも憚れるみたいなやつで公開できるかどうかもわからんかったやつで
そもそも日本の歴史において、幕末維新(と戦国)ってアベンジャーズみたいなもんだからどこを切り取ってもそれなりに成り立つしそれなりにドラマティックに仕上がると思うんだけど、なんでそうなった??っていう(^ω^)
なんの前知識もなく見に行ったワイ、ずっとチベスナ
※作品名書いてないけど、以下たぶんバレバレの感想
時系列前後してるとこあるかも
映画でもドラマでも舞台でもなんでもいいんだけど、どんな作品でも個人的には冒頭15分で没頭できない作品は虚無確定ガチャみたいなもんだと思ってて
前半楽しかったのに後半失速してつまらなくなってしまったみたいな作品はまあまああるけど
前半虚無ってたけど後半めちゃめちゃおもしろくなって盛り返したって作品ってけっこう少ない(というかほとんどない)
なので体感として冒頭15分が個人的にはボーダーラインです
なんか走ってる春馬と翔平
(この人たちなんで追いかけられてるん)
なんかやたらかっこいいフォントのタイトルバーン!!!
(時代劇っぽい)
で、なんで追いかけられてるのかよくわからないまま回想シーン入ったり時系列とびまくり、しょっぱなから観客を翻弄
どう見ても落ちたところで水遊びにしかならなそうなあっさい川に身投げしようとしてる遊女を助ける春馬に憤慨する遊女
「あたしに触りたかったら金を払っとくれ!!」
出ーー!!突然ぶちこまれる遊女(オリキャラ)とのラブロマンスーーーー(時代物あるある)
突然の西川貴教
すき焼き食べるおじさんたち
テニスやってる奴大体マイメンみたいなテニスの王子様的な世界線なのか、維新関係者大体春馬の友達
そしてすきやきを食べるおじさんたち
やべぇ……これいつおもしろくなるんだ…やばいにおいがするぞってだんだんキョドりだすワイ。
これあれだ、虚無舞台の呼吸だ
映画だけど
虚無舞台の呼吸
これ虚無舞台の呼吸だよね?
みんな見てくれよたのむから(虚無の共有)
具体的にいうとめちゃめちゃ序盤、春馬が海軍の訓練所みたいなとこで訓練中に1人だけ上司にめちゃめちゃ反抗してていやおまえ体育祭出たくない中学生かよってかんじの反骨精神なんだが
それをぼりぼりりんごかじりながら高みの見物決め込むとにかく顔のいい坂本龍馬(三浦翔平)が「ヒュ~おもしれぇ奴(イメージ」っていう構図だけでなんかもうすでに虚無の風吹かしてるじゃん??
虚無風満帆じゃん??
不安しかない
そしてすきやきを食べるおじさんたち
春馬はなんかすごい殺陣と気迫で薩英戦争を鎮圧
いろいろあって初対面の女に平手打ちされる春馬
数分後になんかもういいかんじにイチャイチャしてる
まってなんでとつぜんLOVE LOVE FESTIVALはじまった????
こっちは虚無虚無フェスティボーなんだが
そして数分後にはなんかもう娘いた
いやその人奥さんだったんかーい!!
娘はなんか病気っぽい
帰宅する春馬、病気の子供と一切絡まず「この家の権利書はどこだ」
What's権利書?????
まってその話きいてないよ!権利書しらないが????
あれ???わたし何巻かとばしたかな????
もう「ざんがいけーん?(鳥贋鉄斎)」だよ
唐突な権利書だよ
そしてすきやきを食べるおじさんたち
…と、こんなかんじです
おわかりいただけただろうか
(いや、こんなんおわかりいただけないだろ)
で、五代友厚結局何した人なん?
(帰り道めっちゃぐぐりました)
すごい虚無舞台の呼吸だから、ほんとみんな見てくれよたのむ(虚無の共有)
次々に虚無カミ神楽キメてくる
こっちが数多の虚無を乗り越えてきた面構えが違うのやつじゃなかったらやられてるよ
いや、わかるんだよやりたいことは
日本社会の礎を築いた偉人たちも、ふつうの若者で、すきやきズッ友会で日本の未来を夢見て語り合ったりしたであろう幕末青春グラフティifでしょ
粗野で強引で破天荒だけど柔軟な考えを持っていてカリスマ性があって明治政府の役人から実業家になって活躍した魅力的な人物の半生をダイジェスト的に描きたかったんだろうけど、主演俳優の類まれなる演技力にすべてを丸投げしてるので、なんかわからんがすごい人物だったということだけはとてもよく伝わりました。
春馬さん、演技うまい(そんなんみんな前前前世から知ってる)
虚無舞台を見たときのおたくが必死に「音楽はよかった」「役者はよかった」「推しきゅんがんばってうもん」してるのを目にするたびに、おっほwwwそれダメってことでござるよ薫殿wwwって思うけど
この作品についてはまじで「推しきゅんがんばってうもん」!!!!!!!ってなるのでは。
いやほんとにいいとこそこしかねえからな
上映後にメイキング映像が流れて、春馬のリリックがオーディエンスを沸かす演説シーンの撮影なんだけど、とても腰が低く丁寧に挨拶し、エキストラの人たちを気遣い、優しい言葉をかける様子が映り、この人本当にできた人間だよと感心して終幕
で、
会場から沸き上がる拍手喝采
ホワッ?????????
なお、これをかいつまんでぬまさんに報告したら「脚本と監督を見てすべてを察した」って言ってて、おたくまじ理解早えな助かるわ
いやほんとみんな見て(虚無の押し売り)
虚無は共有するもの
(個人の感想です)
うっかり虚無にブチ当たってしまった人はお友達に共有するといいとおもいます(^ω^)
虚無をひとりで抱え込まないで