かのコレ

キャスト発表されたときだけ元気になる茶の間

空白の3ヶ月

おたくが現場を失って早3ヶ月、皆さん如何お過ごしでしょうか

幸いにもわたしは2月いつぱいフランケンシュタインあってほんとにギリギリのタイミングだったろうけど千秋楽まで上演してもらえて、おれの2020年は終わったみたいなかんじだったのでそこまで失うものもなかったんですけど。

「フランケンがやってたときのことはおぼえてないけどきっとしあわせだったとおもいます!!」(かのジャーノンのお墓にお花を供えるやつ)

 

最初の頃は、自粛期間中はタイトな観劇スケジュールも、ハードなチケット戦争も、ギチギチの予定管理も、ハイになって我を忘れてヒャッハーすることもなく、こんなだるだるでぐだぐだなぬるま湯に浸かり続けてたら果たしておたくに復帰できるかとか心配してたんだけど

おたくどころか社会生活に適応できるかが心配だわ

週5の働き方忘れたでござる

働きたくないでござるよ薫殿(るろうニート)

木曜めっっっちゃ辛い(今)

現場なくてもおたくやることいっぱいあるからまだ自粛できますーーーー

俺たちの本気はこんなもんじゃねえんだ…!!!

自粛の王は俺たちだ!

 

 

いかちゃんと、某所に最後に行ってからもう半年くらいかな?早いね~とか言ってたんだけど、半年どころか既に8ヶ月が経っており、たぶんおたくの脳内時計は自粛前の2~3月あたりで時を止めてるんだわ

おたく、推しの出演作品で暦を把握してるみたいなとこあるじゃないですか

○○(作品名)が上演してた時期だから何月頃の出来事だ…みたいな。

だから現場がなくなると暦すらわからなくなる

現場のないおたくなんて、ただのあつ森おじさんだなも

楽しみにしてた演目は次々に中止になり、取っても取っても取っても取っても(広末涼子みたいに言うな)チケットは払い戻しになり、最初の頃はそれなりに落ち込んだり心を痛めていたんだけどなんかもう慣れてきてしまってそれも怖いなって思いました

いつから現場があると錯覚していた?のやつじゃん。はいはい、鏡花水月

自粛期間がおたくに金と時間と理性を与えた結果、おたくたちはついに我に返り始めた。

おたく「おれはしょうきにもどった」

おたくはあたまがおかしいからおたくであるのであって、理性を取り戻してしまったら、そんなんただの分別のある人だよ(それはそう)

もちろん公演中止による膨大な損害もあたりまえなんだけど、年末~年明けくらいの舞台で釣った新規おたくが次の現場をすべて失っているので、そういう新規顧客の獲得という将来価値がダメになってるのも目に見えないけど、なかなかの損失だと思うな。

 

現場が(仕事が)なくなっていろいろ被ってるのはあちら側の方々も同じなわけで、この機に様々な新たなコンテンツが動き出しました(ほぼ配信関係)

まあ、この情勢だから、いろんな制約がある中で頑張った結果が、もうどうあがいても配信にしかならないので仕方ないんだけど。

作品の出来や内容云々ももちろんなんだけど、決まった時間にわざわざ劇場に出向いて、劇場の雰囲気とか空気とか、一生懸命キャスト表撮って、物販ひやかして、明るくてざわざわしてた劇場が暗転して始まるまでの高揚感とか、幕間に「やばい(やばい)」って感想呟くのとか、カテコで拍手を送るのとか、終わってから友達と感想言い合ったり、飲み屋で感想戦したり、そういうのぜんぶ含めての観劇だったんだなと改めて思います。

すごく特別で貴重で何者にも変えがたい体験であり、非日常空間であり、わたしたちはあの空間に、時間に、値段以上の価値を見いだしてお金を払っていたんだよな。

改めて、わたしは現場でしか生きていけないおたくなんだなと。

 

配信文化みなさんはどうですか?

時間になったらぽちっとスマホ押すだけで劇場行くのより何倍も楽で手軽なのにわたしはものすごく苦痛で全く順応できないんですよね

絶対途中でちがうこと始めちゃうしさ。

そりゃそうだよな、学生の頃から家だとおやつ食うだけで全然勉強しない芸人だったもんなおまえ。

でもわりとこういう人多いみたいで安心しました。みんな同じだよ!大丈夫だよ!

マメな俳優さんほど配信とか頑張っちゃうからおたくが疲れちゃうみたいな。

あと長くおたくやってると、その話もう知ってる…みたいなこと何度も話されるからつまらんとかね。

ライブとか演劇が有料配信になったら今まで見れなかったような人も手軽に見れるようになるね!とかなるけど意外とそうでもなかったりするよね。状況が変われども、やっぱりお金や時間を対価として差し出してくれる層って基本的に同じなんだよなと改めて。

地方公演みたいなもんだよね。地方来てる顔ぶれって大体東京と変わらん。

あと、視聴するためにあのアプリをいれないといけない、あれに登録しないといけないとか、わからない、めんどい、もういいや、そこで躓いてる層も一定数いる印象。

 

あと、今までは舞台とかオフィシャルな場でしか見られなかった推しがたまに配信とかで自由にやってて素の部分が見れることが楽しかったり、希少価値があったんだろうけど今それが完全に逆転してしまっていてオフィシャルじゃない方が主みたいになっちゃってるもんね。(たぶん俳優さんたちも暇で人と話したいんだろうが)

それってなんかいろいろ弊害ありそうな。あの人たちって板の上に出てパフォーマンスしてるときにこそ輝いて真価を発揮するわけで(べつに舞台を降りたら価値がないとかそういう話ではないよw)自らそこのボーダーあやふやにするのあんま良くなさそう…

 

そして、稽古にも舞台にも大人数が集まることができないだろうから「朗読」も今後主流になっていくのかなあと個人的に思うんだけど

朗読ってめちゃめちゃ難しくて、いくら俳優さんといえどプロの声優じゃない人がなんとなくやると意外と演技の幅狭いんだなとか、滑舌悪いんだなとか、残念を露呈するだけになる可能性めっちゃあるからやるならほんとにちゃんと準備してしっかりやらないとわりと事故だよ。

今後はライブも演劇も無観客配信みたいなのが増えてくだろうけど、

無観客配信でいいのなら、じゃあもう観客っていらなくない?

とか自らの存在価値すらわからなくなってくるよねwww観客の意味とは。

 

 

あと

基本的にフリー(自由/無料)であることは無法地帯しか生み出さないとわたしは思ってるので

いろいろ頑張って楽しませてくれようとしてるのはいいけど、そろそろ次の段階に行かないといけないとこまで来てると思うな

フリーからの脱却。

そして、利益を出さないといけない以上、お金をとるにしても金額設定とか、少ない労力でどこまでちゃんとやるかとか、リアルタイムで非日常に没頭できるライブ感という最大にして最強の持ち味をある程度放棄しないといけない今、付加価値をどうつけていくか、とかね。どうなっていくんだろうね。

やる方も見る方も今はしんどくて不自由でフラストレーション溜まるけど、それは次の新しい変化へのインターバルみたいなもんだよね。

その変わってしまった新しい世界に自分が魅力を感じ、対価を払えるかどうかはまだわからんけども。

これからは映像配信が主になるよ!劇場でやるなら客席も減らしてチケ代爆上げするよ!とかなってるかもしれん

 

そんなわけで、手軽で自由であることが必ずしも「価値」であるわけではないことを、この空白の3ヶ月が教えてくれました。

選択肢が増えるのはいいことなんだけどね。

あれやだこれやだ沸いた泣いたってほんといちいちめんどくせえよなおたくってやつは。

 

結論:おたくはめんどくさい

 

地獄へようこそフランケンシュタイン

かきかずという新たな地獄が生まれ、なぜだか知らんが両アンリが初演と演技プラン入れ替えて我々を撹乱してきて、「生まれたての和樹」「イヤイヤ期の和樹」「アンリ・イェーガー」「とにかく明るくはないが明るくなった小西(多少はいてますよ)」「残酷な和樹のテーゼ」「かきかず、あきこにはスピンオフ」「ビクター、ハガレンデスノ読んでないの!?(人体錬成しようとした人と神になろうとした人がどうなったか知らないの!?)」などという新たなパワーワードが生まれたフランケン1週目が終わりました。休演日ですね。みなさん生きてますか?

 

あのね、初日明けて6公演見たんですよ。
全ペア見れたのね。
もうね、あきかずとかきこにのこと何も覚えてないんだけど、誰かに記憶を消されてるのかな??????アサシン的な人に。
あまりに覚えてなくて、自分らの初日のツイート遡ってみたところ「再演のチャラチャラした焼きごてには不満がある」とか「初日のカテコでぴんぴんしてる中川小西は変身を2回残してるフリーザとか「和樹がパーティーバーレルを食べるだけの舞台を早く(あちらのレディにこれをと言い目配せしながらバーカウンターにスマートにパーティーバーレルを滑らすうちら)」とかそんなことばかりで有益な情報何も書いてなくてほんとに覚えてない。記憶を消されたかや。鏡花水月
もうほんとにびっくりするくらい何も覚えてないから、とりあえずなんか昨日ぐだぐだ話してたことまとめとくね!(忘れるから)

 

どうでもいいけど、大きな目の弟ってエレンに歌われても、いやどっちも柿ピーくらいしか目ないだろと思ってたけどあっきー目をカッ!て開くと意外とまん丸になる(^ω^)かわいい

かっきーはキャンキャン吠える濡れた柴犬だけど、あっきーもイッヌだよな。スヌーピーだもんな(ほんとのやつ)

 

◼和樹の怪物と小西の怪物の知性の話

先日twitterに初演からそういう役作りだったけど精神年齢でいうと和樹怪物より小西怪物のほうが少し高めだよねって書いたんだけどカトリーヌに対して、和樹はやさしくしてくれたお姉さんになついてじゃれついて甘えんぼしてるけど小西はもうあれ恋をしてるよね。
小西はよちよちぴよぴよしてるひよこちゃんやけど、和樹は生まれたての和樹で(パワーワード)

闘技場でさ、試合に負けた怪物がさ、べっこべこにされて床に無惨に転がされてるんだけどさジャックにカトリーヌが連れてこられたときに
和樹は「あ!あのおねえちゃんが来た!」って無邪気に笑ってるの。にこにこしてんの。あの状況で。
小西は自分もぼろ雑巾みたいなってるのに、カトリーヌに近づきたくて、暴行される彼女を助けたくて、でも何もできなくて、一生懸命手を伸ばすんだ。何度もむなしく空をつかむんだ。
それがもうあまりにかわいそうで。なのに、あんな牙突零式みたいな射程距離で「こっちを見ないで化け物」とか言われんの。何なのカトリーヌ。斎藤一なの。カトリーヌ斎藤。

そんなんもうつらすぎるでしょ。

和樹のほうは拒絶されたことはわかったけど、それ以上のことはあんまり理解できてなくて、小西はもう少し知性があるからたぶんわかってる。

そのあとに「俺は怪物」っていう怪物のナンバーが入るのですが

和樹を突き動かしているのは怒り

小西を突き動かしているのは悲しみと自己嫌悪

だと思う。

 

怪物が少しずつ知性を得て、人間らしい動きになってくのも小西のほうが成長の過程が早い気がするね(だから、腕あげて?のまねっこは初演のように小西だけでよかった派)

あと怪物が迷子の少年にお話をする「傷」のシーン、「俺の友達」って言った後小西が一瞬「あっ」て絶妙な表情をする。

ちなみに、闘技場で試合前の怪物に絡んでるとき、あっきージャックはたぶんどうしようもない精神論で説き伏せてるけど(イメージ)

かっきージャックは一生懸命怪物の髪をきれいきれいして直してるし怪物もおとなしくしてる(^ω^)

 

◼あっきービクターのやばさ

13ソワレは、初日あっきー見て、その後4公演かっきー続いてのあっきーだったから忘れてたんだけど、やばい。かっきーに慣らされてるとあっきーこんなやばかったのかってびっくりする。

もうさ、初登場の時からやばい顔してる。目がいっちゃってる。あっきー絶対ほしい人材リスト作ってアンリ入れてたやろ(^ω^)目つけてたやろ。

歌い出すとやっぱ僕こそ音楽始まっちゃうしあいつこそが音楽の王子様やで…うたのプリンスさまやで……(いろいろ言い方)歌唱力ゴリラの霊圧がつよすぎる。

偉大なる生命想像の歴史が始まるのシーン、アンリの首持ってる時のビクター

親友の首を愛おしそうに抱きしめるかっきーに対して、アイテムゲットした!的なあっきー。

アンリ生き返らせた時もさ、

かっきーは純粋にアンリ生き返った!やったー!って子供がぬいぐるみとか子犬をだきしめるみたいに無邪気にはしゃいで「僕が生命を与えたんだ!」って言うけど

あっきーは完全に研究者の顔になってるから。「こっちおいで」も、もはやどの程度人体の機能が回復してるか生体観察してんじゃん???研究対象じゃん???

かっきーはアンリ生き返った!うれぴー!だけど

あっきーは研究がやっと成功した!うれぴー!じゃないですか。

こわい!!!!

そしてあれですよ、アンリ暴走始めた時の顔。かっきーはほんとにショックで呆然としてるんだけど(お母さんではないものを錬成してしまったエドとアルの顔)

対するあっきーの「あ、これ失敗だ」っていうスンってした顔。脳が燃えた時と同じ顔!「破棄しろ」の時と同じ顔!

めっちゃこわい!!!!!!!

鎖で絞めるときも銃で撃つときもためらいのないあっきー!!!!

こわい!!!!!!!すごい!!!!!

あっきービクターは迷わない!!!!

北極の最後の咆哮も友を二度失った悲しみとかじゃなくて勝利宣言だし。

あのあとまたアンリ作ろうとするんでしょ?????

あっきーの迷わなさと意思の強さと光属性が強すぎて、あっきーとかっきーでエンディングの意味が全く違う!!!

すごい!!!!

ダブルキャストって全然ちがうんですね!!!!??????

役者さんってすごいんですね!!!!??????

(語彙力の崩壊)

 

◼ジュリアとエレンとの関係

わたしとぬまさんの解釈が一致したのですが

柿澤ビクターを理解していたのはエレンで、中川ビクターを理解していたのはジュリアだと思うんですよね。

だから、柿澤ビクターはエレンとの絡みがしっくり来て、中川ビクターはジュリアとの絡みがしっくり来る。互いに逆はあんまり説得力ないというか…

最初のジュリアと再会するシーン

柿澤のジュリア完無視の瀬戸の粗塩対応に対して(推しにあんな塩対応されたらふつう降りるでしょ)あっきーはどう接したらいいかわからなくて戸惑っている。ところどころでジュリアに対する優しさや愛情を感じるよね。ジュリアもやさしく寄り添ってるかんじがする。

かっきーだと中二すぎてジュリアも必死。

アンリ処刑前のシーン

柿澤ビクターとお姉ちゃんの「いつまでもグズグズすんなや!はよ行き!!」「姉さんはいつもそうだ!僕の気持ちをわかってくれない!」っていうやり取りはあれもうただのいつもの姉弟ゲンカじゃないですか。

ところが中川ビクターだとほんとにお姉ちゃん弟のこと理解できないんだわ。「その頭恐ろしいどうなってんの?」はほんとのやつだと思う。あと残念ながら常人にはあの中川ビクターという男を到底理解できるとは思えない。

両ビクターに対してエレンもジュリアももちろん理解しようと思って頑張ってはいるんだけど、ジュリアはかっきーに、エレンはあっきーについていけてない気がしますね。

ママを生き返らしそうなのはリトルかっきーだし、ジュリアのイッヌ生き返らしそうなのはリトルあっきーだよな。

なお、前方席やオペラグラスで見ないとわからんけど音月さんネイルけっこう盛ってるので、ジュリアはいいけどカトリーヌのとき違和感…

映像になったときとか大丈夫かしら…(映像化前提で話をしているおたく)

 

◼かきかず

ねえあなた方初演そんなんじゃなかったよね!?????

絶望度そこまで高くなかったじゃん???

2幕、お互い絶対殺すマンで殴り合い(物理)だから北極がマジ暗黒武術会みたいになってるwww

和樹が戸愚呂弟見たいになっとる。

いやほんと北極にあんな濡れた柴犬置き去りにして1人で勝手にさっさと死んでさ…しかも2度も。いい顔して死んでっけど、どうすんのその柴犬。和樹ほんとそういうところだぞ。

和樹はビクターを置き去りにしてくけど、小西は一緒に地獄に墜ちる。

 

◼あきこに

ねえあなた方初演そんなんじゃなかったよね!?????(二度目)

もっとふわふわしてたよね???フワンケンシュタインだったよね???

意識高い天才(ねじぶっとんでる)と努力型の秀才(奨学金で大学行きました)の知性派コンビ。

だから北極バトルあぶなっかしくて、いやもう君ら悪いことは言わないから、肉弾戦じゃなくて暗算対決とかチェスとか1分間に使える文字が1個ずつ減ってく海藤のテリトリーとか模試とかで決着つけな??

 

◼笑う和樹
和樹はいつだって笑ってる

民衆に罵られても笑っていて

笑顔で断頭台に上って
笑いながら死んでいき
笑いながら復讐を重ね
ビクターを嘲笑い
笑いながら二度死ぬ

こわい

 

◼酒場

女の子とめっちゃ躍り慣れてる柿澤加藤

慣れてない中川小西

腕ひしぎ決めたから、丸山さんに「あ、さっきごめんね!」ってきちんと謝る和樹(紳士)

「もうすぐ世界は滅亡するとか言いやがるからぁ!」って言われてシャーッ!てなってる柿澤それ完全にねこパンチやで…ネコチャンやで…

柿澤基本的に濡れた柴犬だがあそこは、ねこ澤

 

あと終演後のおたく、みんな「悲しいなぁ………悲しいなぁ……………」ってフェルナンドになってる

 

この3日間で何度も転生を繰り返したおたくはなんかもうすでにぐったりしているけど俺たちのフランケンはまだ始まったばかりだ(物理)なので、しばらくあの世とこの世の境目で鳴く縁切笛になってるだろうし、おたくほんとずっとしゃべってる。

ほんと黙らない。

 

これは、とてもおいしいけどしょうがの主張が強いアップルジンジャー


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あなたのフランケンはどこから

あけましておめでとうございます。

3年待ったフランケンシュタインの再演が開幕しまして、年明け早々おたくはアドレナリン吹き出してヒャッハーしてます。

 

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初見の人の後頭部なぐられてカオナシみたくなってる感想聞くのめっちゃ楽しくて3年前の自分を思い出しました。

地獄へようこそ。

いいよねえ。初めてときの感情って初めてのときしか味わえないもんねえ。

みんな、それぞれのフランケンを楽しもうねえ。

 

組み合わせが4種類あるので、自分好みのペアを探すのがまた楽しかったり。組み合わせを複数見てからが本番みたいなとこあるよね。

 

イカれたメンバーを紹介するぜ!

ネジのぶっとんだ天才の役やらしたら右に出る者なし。圧倒的光属性。声帯が楽器。歌で人を殴り殺す歌唱力ゴリラ中川!

よく人殺して神になりたがってる永遠の拗らせ14歳。(いろんな意味で)見てる者の心に深い爪痕を残すが顔は濡れた柴犬柿澤!

出てきただけで死を予感させる男。死に芸と焼きごてには定評がある。圧倒的不幸に客席の涙が止まらない。愛しさとせつなさと心強さと加藤!

繊細な芝居と人外の頭身。背徳感が服着て歩いてる(言うて服そんな着てなかったわ)泣き方が女優(他のメンバーはぐちゃぐちゃべそべそに泣く)ロングコートとベストの化身小西!

 

どれ見たらいいのかって話だけど

公式的にも推してて、メインビジュアルにもなってて、たぶん1番その組み合わせで稽古もやってんだろうなってかんじの中川&加藤or柿澤&小西が安定してるしバランスが良いと思いますね。


個人的に好きなのは絶望で殴り続けられる柿澤&小西なのですが、人におすすめするなら柿澤&加藤かな。

作画で言うなら久保帯人、映画監督の作風で言うならガイ・リッチー(ちなみに、中川&小西はティム・バートンと思うんですけどどうですかね?)

拳の殴り合いみたいな組み合わせ。かっこいいんだよ。この組み合わせ、かっこいいの。アツくてかっこいい。怪物とビクターの対峙とか少年漫画の見開きみたい。

あっきーは歌唱(と芝居)がちょっと独特(聞き取りづらい、譜面に謎のアレンジを加えてくる等)、小西は本人の音域の関係で曲のキー変えてる箇所があるのでそういった面もふまえ初見さんにも優しい組み合わせかなと。

あとみんな再演になってパワーアップしてるけど、特に和樹の進歩が著しく素晴らしいので(特に初見の)人に勧めるならわたしは柿澤&加藤ですね。

 

とかいって演技プラン初演と変えてきてたらどうしようww

 

1/8、1/9とそれぞれの初日見て

「今日かきこに見たら、人間なんて死ねばいい…!!!ってめっちゃ思った」

「昨日のあきかずではあんまりそういうこと思わなかったのに…」

この差は何なのか我々はすぐ概念の話を始めるのであった…

たしか初演のときのアフトクだったかな?忘れてしまったけど、あっきーが最後のシーンについて「勝利」だと言っててものすごく府に落ちたんですよね。

なんていうか、そういう、おたくに考察や妄想の余地を絶妙に残してくれてるところもこの作品の良いとこではないですかね。

 

わたしフランケン初演のとき2回インフルかかったので(違う型のやつ)皆さんもこの季節マジきをつけて。

キャストもスタッフもお客さんもごはんもりもり食べてあったかくしてよく寝て体調にきをつけて生きて大阪千秋楽を迎えようね!!!

 

今年もよろしくおねがいします!!!!

 

年末年始と朱雀とゆかり

2019年も残りあとちょっとですね。

年頭から「ワイもうフランケンまで何の予定もないわ暇すぎる」→「おばあちゃん、さっきレミゼのチケット取ってたでしょ」とかいう一連の流れを500回くらいやって遊んでたけど気づいたら今日大晦日でフランケンまであと1週間そこらだったわ(^ω^)

 

おたく界隈は今年も様々な事件がありましたね。ぼうぼうのじゅうじゅう(トミー)

わたし的に大爆笑だったのは東宝ちゃんが一般のお客さんを煽って燃えてまとめサイトにまとめられるとかいう炎上若俳みたいな体を張った自爆を見せてくれたことですね。

あと某演出家の失言が燃えて「前伸び上がり」とかいう謎の造語で応戦してきて返り討ちにあってたことですね。

こういうの見ると関係者席がなんでいつもマナー悪いのかがよくわかるし、こういう方々が最近のふざけてるとしか思えないクソみたいな劇場作ってんだろと思う(^ω^)

時代はどんどん変わっていってるのに現場は変わらずいつまでもいつまでもアップデートされない保っ守保守の保守。保守保守の身の能力者か。

 

ユリイカのアイドル特集の松澤くれはさんの寄稿で「.5っぽいもの」で儲けようとするプロデューサーの話が出てきたんですが、確かにそれっぽいものを作る製作会社が増えましたよね。

わたしはそんなに.5見る方じゃないんですが.5には.5の絶対的なメソッドとかノウハウみたいなものが存在するので、そんな軽い気持ちで慣れてない製作が手出すと火傷するぞと傍観してるんだけど、案の定劇評や現場の様子聞くと、察し(^ω^)ってかんじだよね。

.5の作品増えたけど「原作があるから楽」とか「それっぽいコスプレさしてそれっぽく振る舞ってればオッケー」とかそんなことは絶対ないと思う。あと.5ブームに乗じてそれっぽい現代劇じゃない架空の冒険譚やファンタジーみたいな作品は大体滑ってるから難しいんだなと思う(たぶん新感線みたいなのやりたいんだろうな)

 

ここ数年の界隈見てて思うのは、おたくが知性を持ち始めたなということです。

チケ取りはどんどん頭脳戦・情報戦になり、おたくの徹底した管理能力が問われ(ゆえに、ゆるふわ勢がどんどん脱落してく)

おたく同士のネットワークが広がり、情報共有がすごい。

あと、どこかしらで何かしら誰かしらが炎上すると、何せ今やおたくの方が知恵や語彙を持ってるので公式より大体おたくの言ってることのほうが筋通ってたり(ご理解ください、受け入れてくださいVS超圧倒的ド正論)

何より虚無舞台やクソみたいな製作に対して虚無だ、クソだ、おかしいやろとおたくが声をあげて言えるようになったことではないでしょうか。おたく虚無舞台に慣らされすぎて死線を乗り越えてきた調査兵団面構えが違うみたいなとこあったけど最近ようやく虚無を自覚したよな。

情報はすぐに拡散され悪評は(もちろん良い評判も)ソッコーで広まる(というか、広めてるといったほうが正しいな)

なので、アンケなんか誰も読んでねえよwとか円盤じゃロスは埋められねえよ劇場来いやグズ野郎(なお円盤は出さないしチケもない)とか煽られんだよ(^ω^)完全になめられてんなあ!

これだけ作品が乱立してると、良きものと悪しきものの差は顕著で、おたくもいろんな作品や現場を見て俯瞰の目を持てるようになった気がする。この現場がどうなのかっていうのはよその現場を知ってから初めてわかるものなので、単純におたくの中でそういう機会や選択肢が増えたんだろうなと思っている。比較対象がなければ良し悪しはわからないものだ。

地雷を見極めるには現場数こなさないとやっぱりわからない。

選択肢がたくさんあるのなら、そりゃあより良い方に、楽な方に、観客は流れるよね。

数年前より観客の目はずっとずっとシビアになったと思う。

 

いや、おたくはもう上質な現場を知ってるんだから、それ以上のクオリティのもの作ってくれないとそりゃあ爆死するでしょ

中の人たち、おもしろい舞台、売れてる舞台見たことないのかな?新しい理にかなったシステム作れる人いないのかな?そもそも知識やノウハウがないのかなって心配になるときがある。

 

 

前に友達とやばい作品の見分け方みたいな話したとき大体一致してておもしろかったwww

 

・公式が機能してない

・公式アカウントの日本語がおかしかったり、変な絵文字や顔文字をやたら使う

・呑み会の写真ばかり上がる

・最高の作品、最高のカンパニー、みんな仲良しの押し売り

・問い合わせの回答が遅い、必要な情報をくれない

・そもそも問い合わせ窓口がない

・いつもSNSマメな俳優が全然呟かない(orどこか他人行儀になる)

・馴れ合いや内輪盛り上がりがすごい

・スタッフや役者が愚痴(っぽいこと)を呟いてる

など。

公式の中の人やプロデューサーがでしゃばってやばいとこは大体やばい。ファンが役者を映す鏡なら、スタッフ役者も作品を映す鏡ですね。

あなた方の一挙手一投足をファンは確実に見ています。この作品、この現場やばいなっていうのは公演始まる前からすでに伝わってくる。

 

あと、こういう構図の呑み会の写真があがるとこは大体やばいってのがめっちゃそれなー!!!!ってかんじでわろた(伝われ)

 

書籍も映画も音楽も電子データで入手できて、スマホやPC1個あればおうちで楽しめちゃうこのご時世に何周も何周も遅れて演劇界はずっとアナログで(そこが良いとこでもあるし悪いとこでもある)チケット売った後のことは全部観客に丸投げ。

手元に何も残らない時間や空間を売るこの業界は信頼と先行投資だけで成り立っているので、もはやサービス業なんだよね。

もちろん、公式サイドはアップデートされるべき、入れ替わっていくべきだと思うんだけど、わたしは観客も入れ替わっていくべきだと思うんですよ。離れることも降りることも悪いことじゃない。観客もいつまでも同じメンバーではいけないと思うし。古参が苦労して長きに渡って支えてきたことを今度は新規が替わるべきだし。

いつまでも中も外も人が変わらない現場はいつかきっと立ち行かなくなるときが来る。

そろそろ売る側も、消費する側も変わっていくべきところまで来てるんでしょうね。

 

先立っての劇団朱雀復活公演で座長の早乙女太一さんが「みなさんもお仕事がんばってくださーい!!!!!」言いながら自らの手で幕引きするの「アァァァがんばりますェエエエエェァァァァアイェア!!!!!!!!」ってうちらチンパンジーになるだけだしめっちゃ元気出るし最高だなって思いました。

「観客に伝えたいことはない(観客が求めてるものは人それぞれだから)でも自分がそうであるように、舞台を見てちょっとでも元気になってくれたらそれでいい」というご自身の言葉通り、また彼自身がそれを実行できる人でもあるからこそ、わたしたちはその時間、空間に価値を見出だすことができる。

そうだよなあ、楽しいから、元気になりたいから行くんだよなあ。なんだか、初心に返れました。気づかせてくれてありがとう太一さん。

 

これからも自分にとっての演劇はそういう存在であってほしいと思います。

作り手の思いは良いことも悪いことも観客にきちんと届いています。

自分があんまり舞台行かなくなった分、たまに両親にチケを送ったり一緒に行ったりしてるんですが、よかった楽しかったまた行きたいなどとはしゃいでるのを見ると、こうやって贔屓目ゼロの人間が純粋に楽しんでくれるような作品や人におすすめできる作品を今後もお願いしたいです。

 

 

 

…という内容を大晦日に書いてたんだけど、書き終わりませんでした(^ω^)

みなさんと、みなさんの推しさんがこれからも元気に楽しく健やかに過ごせますように。

今年もよろしくお願い致します。

 

これは東海道新幹線のコンコース内限定で売ってるおいしいゆかり

とてもおいしいゆかり
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それでも「あたたかく見守られ」たい

なんか2年くらい前にも同じような光景見たよね。

暗黒のクリスマスカード案件(^ω^)

ファンやメディアを巻き込んで、なんも関係のない外野もいっちょ噛みしてきて、いろんな意見がびゅんびゅん飛び交う。

アイドルの結婚はもはやでっかい祭りのようだ。

 

推しの結婚に心を痛め、悲しんでるファンの子に対して、理解できない、頭おかしいっていちいち石投げるのとかさ、ほんともう…

人は自分が実際に体験したことしか同調できないんだからそりゃ理解できないよ!!わからんだろうよ!!

単純に、好きな子結婚したら寂しいっていうそういうせつない個人の感情の話だよ!

人は、知らない言葉を使うことはできないし、知らない(体験したことない)感情を理解できるわけがない。

 

個人的に結婚報告とかあるたびに思うことがあって「あたたかく見守ってください」っていうおきまりのフレーズ。

出ー!!!あたたか見守りの話ーーーwww

は?なに言ってんだ(^ω^)

え、ファンの人はあたかく見守りたくないと思うよ

なに言ってんだ(^ω^)

なんかさ、もはやテンプレじゃん。責任とか精進とかあたたか見守りとか、それ絶対先人の誰かの言葉じゃん。

表現者なんだからこういう自身のターニングポイントの公式発表くらい自分の言葉で言おう?

いままでファンからたくさん言葉をもらったんでしょ?最後くらい返してあげよう?

 

なんなら、こちとら投資するかしないかのビジネスの話なので、今後の展望やビジネスモデルの提案をしてくださると、わかりやすいですね(^ω^)

 

結婚しましたイェーーイ!しても、どこかでは拒絶されたり批判されたりするのがわかってるから「あたたかく見守って」ってお願いするんだなあ。

国民的アイドルのレベルになれば、もうファンのことなんかどうでもいいだろうし、結婚でファンが離れようともはや何のダメージもないだろうけど

それでも、「この決断を後によかったと言ってもらいたい」んだね。(※ご本人のコメントより)

「俺たちは幸せだし、これからもこうやって生きてくから、理解されなくても別にいい」じゃないんだね?

そこはやっぱり肯定されたいんだね?

それでも同意を求めるんだね?

 

本人たちが互いに満たされて幸せだったら他人のことなんかどうでもいいのに、ああやってわざわざ匂わせボンバーしてカチコミしてくるのってやっぱりどっかに、不満や焦燥感があったんだろうか。

かっこいい彼氏がいてすごいねー!さすがだね!うらやましい!!幸せだね!って言ってくれる人周りにいなかったのかな。

何より彼氏本人からの感謝とか愛情とかねぎらいとか自分が満たされる特別感みたいなのもらえてなかったのかな。

だからそれを不特定多数の第三者に必死に求めてたのかな。

知らんけど。

 

なんか、今回の一件はそんなことを、ふと思ってしまいました。

承認欲求って人間の根本的な本質なんだよ。

どんな案件も突き詰めていくと、承認欲求の話になるということを教えてくれたのは、りさ子のガチ恋俳優沼です。

くれはさん、おめでとうございます!!!

 

 

「推しが武道館行ってくれたら死ぬ」の6巻に印象的な台詞がありました。

 

「好きって強い呪いだから自分では解けないんですよ」

 

 

そして最近、G線上のあなたと私っていうドラマにはまって楽しく見てるんですけど、そのなかで印象的だった久住先生の台詞で終りたいとおもいます。

 

「人を好きになるって、暴力ですよね」(※ニュアンスです)

 

うん、深いなあ( ˘ω˘ )

愛は、毒だ。やさしい毒。

 

 

 

ファンをやめる日

とあるミスチルファンの方のブログを読みました。

もうミスチルファンをやめようと決めた日|けけで|note

 

誰かを推すことと常に表裏一体の推しを降りることについての話です。

 

推しを降りるときってどんな時ですかね?

担降り経験ある人もたくさんいるよね。

そういえば、身内でもゴリゴリの強火おたくって減ったな。

降りるのって必ずしも推しの結婚や炎上だけが理由じゃないと思うんだよね。

なんかこう自身の人生のターニングポイント…結婚、出産、進学、就職、転勤…あと彼氏できたりとかで…物理的精神的に疎遠になることもあるし、別に推しのこと嫌いになったり絶望したわけじゃないけど降りることもあるだろう。

人の感情ってコントロールできるものでもないし、好きか嫌いかの二択だけってわけでもないもんね。

常に100パーの好意を維持できるわけでもないし、永遠なんて絶対ないとわたしは思ってる。

 

 

推しがライブやったとき、あなたはどこから見たいですか?

前列かぶりつきで見たい人

後ろのほうでゆるゆる仲間と楽しく盛り上がりたい人

1番後ろの列でとにかく引いたとこで見たい人

もういっそライブハウスの壁とか床に一体化して存在を消したい人

 

 

 

 

 

 

 

それ、たぶんあなたの推し方のスタンスですね(^ω^)

 

 

 

 

 

長くファンを続けるコツって知りすぎないことかなあと最近よく思います。

それなのになぜ人は、近づきすぎちゃうのかね。知りすぎちゃうのかね。

おたくの良いとこでもあり悪い癖でもあるんだけど。

おたくの特技

マッハ深入り(^ω^)

セルフ掘削機(^ω^)

ドロ沼潜りボンバー(^ω^)

でもそれは、知りたいと思わせるなにかが推しにあるからなんだよね。それだけ魅力があるってこと。それだけ魅力を感じてるってこと。

 

前にブログだったかtwitterだったかでも書いたけど愛ってポイント制なんだよ。

春のパン祭りよ。お皿もらうの。

保有できるポイントには限度があるの。

おたくはそのポイント集めるのが異様に早すぎるんだよ。

たとえばの話だけど、推しがCD出したとき、ふつうの人が1枚買ってはい、1ポイントーってやってるところをおたくは全仕様買って一気に10ポイントくらい貯めちゃうの。

ふつうの人が舞台のチケット1公演買って1ポイント貯めてるときにおたくは全公演抑えてポイントカード一気に埋めちゃうの。

貯めたポイントはどうなるのかって話だけど。長く推せてる推しって、あなたのポイントを貯める早さが的確であること、そして、その貯めたポイントを推しがきちんと還元してくれたり、次のステージにランクアップさせてくれてるんだと思う。

推しは会社でおたくは消費者。

よその企業のほうが還元率よければそっち行くし、恩恵もなくて、これ以上貯めたとこでどうしようもないどうでもいいとこまで来たり、推しという企業に不信感抱き始めてしまったら解約するやん。取引やめるやん。累積ポイントとか、かかった時間とかもうどうでもよくなっちゃうやん。

おんなじお皿ばっかもらっても困るしな?(パン祭り)

推しも変わってくし、自分だって変わるよ。

愛だって死ぬ。

ていうか実際は集め切る前に脱落してく人のほうが多いだろうが。

財布の中ポイントカード溢れ奴(^ω^)

推すことは幸せであってほしい。

楽しくポイント集めてほしい。

 

そのポイント貯め切った時がひとつの区切りかなって個人的に思います。

ポイントもっと貯めるよ!これからもよろしくね!ってなるか

やりきった。もう悔いはないってなるか

ここまでやってきたけど御社とは今後もう取引しませんってなるか

これから先も長く推し続けられるかもしれないし

明日にはファンやめてるかもしれない

やめる日は、いつか来るよ

そのタイミングは神のみぞ知る。

 

 

降りるってあんま良いイメージないよね。飽きたとか冷めたとかちょっとマイナスなイメージ。

でも、わたしは、ただ、ポイント超過状態なだけだと思うな。ポイントを集め切っちゃったんだよ。そういうタイミングだったんだ。

ただ無になってポイント集めるの、疲れちゃうよね。

絶望と憎悪でそれを迎えるかもしれない。悩んで悩んでようやく決心がつくのかもしれない。意外とあっさりやめれるかもしれない。

貯め切ったポイントカード握りしめて何を思うのか。

 

 

どんな出会いにも別れにもわたしは意味があると思っていて

意味があるから出会うし、意味があるから別れるんだと思う。

別れなきゃ次の縁は来ないしね。

さよならだけが人生だ。

好きだった気持ちに嘘はないし、そこに至るまでの愛情や時間や築いた信頼や関係は他人がどうこう言えるものじゃない。その人だけのものだから。それは捨てなくていいし、なくさなくていいし、忘れなくていい。だからあんまり悲観的にならなくていいと思うの。

いずれにせよ、本人が納得して、折り合いをつけてファンをやめられるのって幸せなことかもしれないね。

好きでいられることも、好きでいてもらうことも奇跡だ。

 

りさ子のガチ恋俳優沼再演見てきたよ

りさ子のガチ恋俳優沼再演おめでとうございます!

初演からもう2年経ってることにも驚きだし、あれから2年も経ってるのにこのブログの記事あれからたいして増えてないじゃねえかってことも驚きです。

なんか、たった2年、されど2年、劇中に出てくるワードに若干なつかしみを感じてしまったり、あーそういうのあったあったーって懐古するあたりこの界隈の循環はとても早いんだなと改めて。

ガチ恋」とか「沼」っていう言葉自体もそうかもしれないね。

あともうわたしもキャストが発表されたときだけ元気になるスーパークソ茶の間だけど、りさ子たまちゃんアリスちゃんを見て、おたくしてた頃楽しかったな、お友達と終演後に打ち上げしたり、鑑賞会したり、遠征したり、楽しかったなってなつかしくおもいました。

「推し」のいる生活って大変だけど楽しいよね。

 

 

あ、以下、作品に関するネタバレありますよ

 

 

初演見て長々と感想書いたし、あそこで語り尽くした感あるし、もうそんな書くことないかなと思ったんだけど意外といろいろあった(^ω^)

初演感想→りさ子のガチ恋♡俳優沼 - かのコレ

【追記】りさ子のガチ恋♡俳優沼 - かのコレ

 

 

がらりとキャストが変わった再演。

ダブルやトリプルキャストの舞台を見るといつも「役者さんが変わると全然違うんだねーすごぉーい(^ω^)」っていう語彙力のない頭の弱いおたくになるんだけど今回もそうでした。

 

初演翔太:わかってない翔太

再演翔太:わかってる翔太

 

初演翔太はあれあのまま燃えて女とグズグズ引退コースだろうけど、再演翔太は燃えてもO笠原Kさんコース行けるのでは?

むしろO笠原さん本人がO笠原役でけんごさんポジで出れるのでは?O笠原けんご役で(説得力よ)

O笠原さん「知ってほしかったんだよな?」のシーンとかめちゃめちゃ上手そうですやん(イメージ)

(ってうちらすぐO笠原Kさん引き合いに出すのやめてさしあげろ)

 

これはもう演じられてる中の人の個性や持ち味の差なんだけども

初演翔太はたぶん本人めっちゃいい子で優しくてまじめなんだが、思慮が浅くて世間知らずでなーんも考えてない出たての初々しいザ★若俳。脳みそタピオカミルクティーかよみたいなタイプ

再演翔太はベテラン感すごくて、ベテラン.5俳優みたいだった…ずっとアンサンブルとか小劇場で下積み長かったんやろうな、遅咲きなんだろうな、だから殺陣もお芝居も上手くてファンサもいいんだろうなみたいな説得力(^ω^)そのわりに迂闊で軽率でおまえこの業界何年やってるんだよ…っていうかんじの。

どっちも、あーいるよねこういう子っていう翔太。

最後、りさ子の激白を聞いた初演翔太「君の言いたいことはわかったキリッ(ぜったいわかってない)」

最後、りさ子の激白を聞いた再演翔太「君の言いたいことはわかったキリッ(それでも懲りない」

みたいな差でした

翔太が変わると受ける印象全然違くてびっくりしました。終わった後の後味が全然違うの。

 

あっきーや瑛太郎くんも初演と雰囲気変わって、またちがったかんじでしたね。

どっちがいいとか合ってるとか個人の感じ方でいろいろあるよね。

初演見た人は初演キャストのイメージだろうけど、再演から見た人は再演キャストがはじめましてなわけだし、いいとか悪いとか前のほうがよかったとか言われてもわからないし。

わたしさ、初演をやってくれたキャストさんたちほんとすごいなと思ってるんだ。

何も前例や評判がない中で、あの題材で、あの役で、あの作品への出演をふつう承諾しますか(^ω^)??(disってるわけじゃないですよくれはさんwww)

特に初演はうちらもざわってなってたけど、それ以上に同業者やおたくたちからの風当たりも強かっただろうし、謎のクレームとかいやがらせめいたものも多かったとお話を聞いたので。

(自分もりさ子っていう名前だから変えろっていうクレームには笑ってしまったwwwごめんwww)

初演からの反響やメディアミックスのおかげで再演があったわけだから、最初にこの作品やろう、出てもいいよってなった初演関係者はマジですごいと思うんだ。

 

あとびっくりしたのはtwitterで見てた新垣さんが金パのショートカットだったから、これりさ子本番始まったらどうするのかな?って思ってたの。で、出てきたら案の定茶髪ボブのウィッグだったからそうね、そうなるよね(^ω^)って思ってたらお誕生日イベで金パのベリーショートバーン!!じゃないですか。

あーーそりゃ翔太もわからんよーー!!はじめましてされるよーーーーー!!

お化粧お洋服どうこうじゃなくてもう違う人やんかりさ子ー!!

ってなったので、あのシーン一概に翔太を責められなくなった(^ω^)

あと、あそこの柏木くんの2ショのマイムがうますぎてわろたwww

イベ慣れしてるんでしょうねwww

 

そして劇中劇伝ステのクオリティが上がってたwww.5感めっちゃ上がってた(^ω^)

カテコで突然のおもしろいことやります wwwも.5あるあるだし

みんな殺陣うまいんやなあ。

初演の時はこれ正直サンモール(しかも埋まらない)だろって思ったけど、再演はスペゼロくらいなら行けそうになってた

最近の若俳って殺陣できないと死ぬの(^ω^)?

 

初演も再演も爆笑だったのはおたくあるある。

特にクソリプや愚痴アカの再現度はほんとにすごくて

「劇場出たら星がきれいでした!写真おすそわけ!」でわたしとぱらまりさん毎回爆笑してるwww謎のおすそわけ妖怪くっそツボるwwwいるいるwwwそいつこないだまで桜の写真とかおすそわけしてたんだろうな!

あと本当のファン()理論振りかざす奴と

行けないけど頑張ってください魂飛ばし奴

どこのファンも同じだな(^ω^)

 

 

あと再演で大きく変わってびっくりしたのは舞台上のでっかい十字架ね。

青い小鳥ちゃんたちが跪いてるの見て、いやいや宗教かよって思ったんだけど、まあ、宗教だよな(^ω^)

翔太くんの写真ズラーって貼られてたとこは衝撃でした。

ラ、ランブロだぁ~~www

おたくの敵、ランブロだぁ~~www

いやいや宗教かよ、まあ、宗教だよな(^ω^)

免罪符みたいなもんだよな

免罪符たくさん買っても魂は浄化されないよってルターも言ってた(宗教改革)

 

あとめちゃめちゃ怖かったのが暗闇の演出。

なんも見えないのって恐怖心をすげえ煽るんだね。だから相手の目を潰したり目隠しをしたり、閻魔蟋蟀(←東仙要の卍解)したり幸村精市があれこれして五感をあれこれするのってめちゃめちゃ有効なんだとおもうわ

ちなみに、「暗転が多い(長い)」はクソ舞台あるあるだよね

 

翔太くんのお誕生日イベ以降、りさ子のお洋服がずっと紫のドレスになります。お誕生日イベの時さ、りさ子がキラキラしてきれいなかわいいヒール履いてるんよ。で、以降そのヒールを脱いで裸足で歩いてるの(室内のシーンとかあるからね)

なぜだかあのりさ子がすごくみじめでみすぼらしくて痛々しくて泣けてしまった。

(新垣さん本人もかわいいし)きれいにメイクしてきれいなドレス着て、でも猫背でキョドって虚ろな目で裸足でぺたぺた歩いてるの。きれいに着飾ってるのに裸足なの。

なんかものすごく哀れに見えてしまった。

初演のときはあんまり別になにも思わなかったんだけども。不思議だね。

あと、あれ以降たまちゃんやアリスちゃんとはどうなったかが初演だと描かれてなかったけど(まあだいたい想像つくけどね)再演だとあのどーん!ってするワンシーン入っただけでかなりわかりやすかったね。

最後のシーンでりさ子がちゃんとかわいくなっておしゃれになってたのも初演と変わったね。

 

初演見て内容知ってても、やっぱりりさ子が心情を吐露するシーンは胸が苦しくなった。

承認欲求って誰にでもあるよ

俳優だって誰にも見向きもされなくなったら終わりだしだからファンに媚びる

別にファンとか俳優とか関係なく、友達だったり家族だったり彼氏でも仕事関係の人でも無視されたり否定されたり邪険にされたらイラッとするし、悲しいし、「なんで自分ばっかり」とか「私のおかげで○○できてるのに」とか思うし、他人と比較してみじめになったりするし、いくつになっても誉められたり、共感してもらえたり、成果を認めてもらえるのってすごく嬉しいし。

わたしの人生の主役はわたしだけど、「誰かの何か」でないとわたしは存在できない。

わたしはわたし以外の何者でもないけど名前以外に自分を証明できるものってありますか?

だから他者と関わって関係を築く。認められて、肯定されて、わたしがわたしであるために。

「私の愛を知ってください」と言ったりさ子も、かっこいい彼氏を自慢してうらやましがられたかったるるちゃんも、どちらも承認欲求だ。

るるちゃんもさ、なんか、かわいそうだな。

グラドルとしては微妙な年齢になりつつあって、同性からも嫌われてるだろうし、ひどい男とばっか付き合ってきたんだろうなあ(昔付き合ってた男にストーカーされてみたいな話してたしね)

身近に彼女を肯定してくれる人がいないから、劣等感があるから、ああやって知らない誰かにそれを一生懸命求めるんだ。

 

Twitterにも書いたんだけどりさ子のガチ恋俳優沼は愛の話だと思う。対象が何であろうと、愛情には嘘はなくて、「好き」っていう気持ちだけは真実。

りさ子が翔太くんを好きなのも、るるちゃんが翔太くんを好きなのも(逆もね)嘘じゃない。その気持ちは誰にも否定できない自分だけのもの。

人のよさを見つけて、尊敬したり愛情を持つこと、人のために何かしてあげることってすごいことだよ。

愛しく思うこと、その対象から大事にされたいとか認められたいと思うこと、そんなのあたりまえだよ。

りさ子の台詞だけど「ファンってすごいの、(プライベートとかを)知らなくても好きになれるの」ほんと、ファンってすごいよ。

映画アラジンで、ランプの精ジーニーは願い事をなんでも3つ叶えてくれる。でも、できないこともあってそれは

人を殺す(生き返らせる)こと

願い事の数を増やすこと

そして

自分のことを好きにならせることだ。

人の愛って、心って、他人がどうこうできるものじゃないんだ。ジーニーも無理だって。

みんな、ただ、大切な誰かに、何かに、自分のことを、心を知ってもらいたいだけ。

その伝え方が下手なだけ、わからないだけ。

そもそも、人の気持ちなんてわからない。

伝えたって、たぶんわかってもらえない。

でも向き合うことはできる。

知ることはできる。

ただ、それだけだけど。

やりきれない愛に、心に、折り合いをつけてみんな生きているんだ。

虚しくて、悲しくて、誰かに救いや共感を求めるんだ。

 

永遠の愛はない

無償の愛もない

愛も死ぬ

お別れするときは必ずくるんだ

ファンが1人いなくなっても

俳優が1人いなくなっても

世界は変わらず回っていくしすぐに替わりが出てくるけど

だれかを好きになる心は、何かに向ける愛情は、いつだって「尊い