かのコレ

キャスト発表されたときだけ元気になる茶の間

空白の3ヶ月からの3ヶ月

前回の記事書いてから3ヶ月が経ちました。

今年あと3ヶ月で終わるって知ってた???

いやまじ今年なにもしてないな??????

 

前回の記事書いた頃は、現場を失ったおたくなど生きる価値ない……森にあつまるしかない……今の現場は森……もう、どうぶつとしか喋ってない…ワイは森で、推しはタタラ場で、共に生きようっていうアシタカになってて

現場を失い、おたくとしてのわたしは死んだと思ってたんですが、全然元気でした(^ω^)

テレビが現場でした(それ茶の間っていうんやで)

こんなにリアタイでドラマ見るの中高生の頃以来だと思うってくらいドラマ見てた

なお、実家の父親がめっちゃ「竜の道」を勧めてきます(^ω^)

人って暇だとテレビ見るんですね

 

近頃はだいぶ緩くなってきたけど日常生活で様々な制限が設けられて、とにかくおしゃべりクソ野郎であるわたしは人と会えないことがしんどかったですね(おしゃクソ)

あとこの前美容院に行ったら、美容師さんに「なんかここ半年くらいで髪質変わったよね」って言われて、それ自分もなんとなく感じてたんだけどやっぱりそうですよね???ってなって「あと頭皮が腫れてます」って言われて

ストレスや体調が悪いと髪に本来の栄養がいかなくて髪質が変わったり、頭皮が腫れたり(健康状態が反映されやすいそうな)するお客さん多いんですよーって言ってました。

自分自身はいたって健康で暮らしてるつもりだったけど、やっぱりこの不自由な生活に多かれ少なかれみんなストレスを感じてるんだな。そして、ストレスを発散する場がなくなってしまったもんね。外出だったり、飲みに行くとか、人と会うとか、そういうの。

だから今、体調がなんとなく悪い人、メンタルが落ち着かない人も、それはあたりまえのことなのでみんな無理せず自分を労ろうな。ほんとに。

 

 

◼自粛期間に失ったもの

 

(ドームやアリーナクラスのコンサートとか小さいハコでのライブとかはまだもうちょっと難しいんだろうけど)映画館や劇場は徐々に再開され、少しずつ現場のある日常が戻ってきました。

わたしも久々に劇場に足を運んで楽しく鑑賞したんだけど久々の現場でおたくとしてのいろんな衰えを感じました

 

2~3時間の鑑賞に対する集中力の欠如

マチソワに耐えうる体力がない

オペラグラスのピントが合わない

オペラグラス構えてると腕上がらなくなる

拍手してるとすぐ手が痛くなる

もうね、始まる前はロッカールームで頭にタオルかぶって「試合はまだすか、監督」して完全にわたし神奈川NO.1プレイヤーの風格だったんだけど(大体のスポーツ漫画なぜか神奈川強い)

観劇後のわたし、都大会氷帝戦の手塚国光だよ

拍手で肘いわしてたよ

九州だかドイツだかだよ

 

あと先日、三谷幸喜さんの「大地」を見に行ったけど、ついに感想を紡ぐ能力すら死んだようで見終わった後「みなさん、お芝居がとても上手ですね」しか言えなかったからな

舞台俳優、芝居が上手い

 

今は推しへのお手紙やプレゼントが禁止されてるからいいけど、今、感想を手紙書けって言われたらたぶん書けないよねって友達と言ってたわwww

このブログの記事だって全然文章が書けなくて1ヶ月くらい書き続けてるからな(終わらない)

 

ブランク明けはうちらもそうだけど、もちろん役者さんたちもそうだから何ヵ月ぶりに歌いますとか芝居やりますとかそういうかんじなので

6月~7月あたりなど

あれ??そんな下手だった??とか

歌、もう少しうまくなかった??とか

思うこともあり(^ω^)

明らかに、たいして稽古してねえだろ(集まってがっつり稽古できない)ってのがまるわかりで

スンッて現実に引き戻されたりもしたんだけど

今は仕方ないとわりきって、互いに少しずつリハビリしていこーねってかんじでしたね(^ω^)

 

◼いろんな配信の話

 

すっかり定着したネット配信

前回の記事にも書いたけど、わたしは配信系がめちゃめちゃ苦手で見てられないので、

なんだろうね、家でぽちってするだけなのにすんごい苦痛なのなんでだろうね。

現場にも行けず配信だけで生きてくの辛いから配信が多発し始めたわりと早い段階で「たった今から俺は配信を捨てる!(乾)」したのでイライラしたりもうやだってなったりせずに心穏やかに過ごしてたんだけど

友達の推しさんのインスタライブなんかの配信の話なんですが

 

「いつの何時からやります」的な告知をしてくれない

アーカイブを残さない

ド深夜や日中にやる

それを頻発

 

みたいな方で

それで心折れて離れた子とかいるわ

まったくわからんのだけど、それって推しはどういう意図なんですかね(^ω^)???

何に対する反骨精神なの???

何と戦ってるの???

現場にコンスタントに通ってた丁寧な推し活をしてたおたくほど、推しの発信するコンテンツはきちんと見たいと思うだろうから、見れなかったことに対するフラストレーションが半端ないんだよな…わかる……そんなん何度もやられたら病むよね

あとなんかあちらの方々って基本的に生活サイクルがうちらと違うから朝8時台の電車乗った俳優が「電車クソ混んでるまじクソ」とか呟いてるの見ると「は(^ω^)?東西線ぶちこむぞ」って思うし

体内時計違うからわからんと思うのですが

我々一般人は日中働いてますし、大体の人は翌日も朝から仕事なので深夜は皆寝てますんで…ド深夜、日中に配信されてもな??

映画フォルトゥナの瞳で有村架純ちゃんが「早番のときなんて7時半の電車乗らないといけないんだよ!??」とかいう台詞があって

いや早番で7時半始業とかならともかく、7時半の電車乗ればOKってむしろ遅くないかってマジレスしちゃうくらいあちらの人たちとは時間感覚が違うんだなと毎回思うんですよね。

 

あと

オンラインを安売りしないほうがいいって話、前回の記事にも書いたんだけど

それはまた、

きちんとお金を取ったほうがいいよ=お金を取れるクオリティのものを出してね

ということでもあるので

たとえオンライン上だったとしても消費活動なわけで、お金が発生する配信(コンサートや演劇の中継や有料配信みたいなやつね)の方が安心して見れるみたいなところは確かにある。

 

ただ、配信するって言っても機材やノウハウもいるしタダではないし(海外ものは版権などあるだろうし)あと実際のところ収益がちゃんと出ているのか?問題もあるし

今後も、軽率になんでもかんでも配信しろやっていうのはたぶん難しいんだろうなって思うし

あと切実なのは値段設定について。

「配信でこの値段なの?」とか「この値段でこの内容なの?」とか思うところは人それぞれあって。今はたぶんまだ手探りなとこもあるし今後どうなっていくかは誰もわからないし

ご祝儀的な、お布施的な意味合いで今はおたくも渋々払ってくれてるかもしれんけど、これがこの先も続くとしたら…

それでおたくが離れていくこともわたしは仕方ないと思ってるし当然だと思う。悲しいけど。

あと、今まで「行きたいけど行けません!」「地方だから行けません!」「お金なくて行けません!」とか言ってた層が、じゃあ果たして手軽に見れるようになり値段も幾分お手軽になった配信を果たしてバンバン見てるか?と言われたらそれはまた別の話なんだろうなとも思う。

 

◼今後のこと

 

配信の値段の話さっきしたけど、劇場のチケ代も値上がりしてるよね。

単純に客席半分にしたらチケ代は倍にしないと元は取れないのでは?という気もするし、春先に中止になった演目でチケ代×座席数×日数で計算するとえげつない金額出てくるのでまじで心配になるし

でもお金出すのはわたし自身だから、より良いものを見たいし、そこには価値を感じたいし、クソオタだから欲しいものにしかお金を払いたくない(^ω^)

でも個人的に思うのは、もうコロナ前の世界線に戻ることは(しばらくは)できないから

今までと同じ値段で、同じクオリティで、同じ形式でっていうのは絶対無理で

それはたぶんどこかで妥協点見つけて折り合いをつけていかないといけないところなんだと思うんだよ。

言葉悪いけど、今まで以上に贅沢品、嗜好品みたいになっていくんだと思う。

あと演劇の花形、大人数での郡舞だったり、歌だったり、あとラブシーンなんかもできなくなったりするんだろうか。

 

先日の帝劇ぼんやりおじさんたちのトークイベント(←言い方)で言ってたけど(加藤、平方回です)

ローマの休日の稽古が始まって、向かい合って愛を語るようなシーンができないので、前後に並んだり、距離を取ったり、密着したり顔をつき合わせたりしないような演出になっているそうです(ベスパ2人乗りはやるみたいですよ)

わかるー

帝劇コン、ホリプロコン見たときも思ったんだけど、座席最前センターで見たけど、客席と距離取ってるから舞台上がめっちゃ遠いのよ!!

あとデュエットの時の2人の不自然な距離感。

確かに違和感あった。

加藤和樹さんがトークの中で言ってたんだけど

「(ローマの稽古の話)そうやって地道に微調整しながらやってて、自分達もフラストレーション溜まるけど、演出側の人たちも、それをもっと感じてるだろうから」

みたいな話を聞いてハッとした。

これじゃない感を感じて物足りなさや不平不満を抱えるのはうちら観客側だけじゃない。そりゃそうだ。

供給する側がお客さんにきちんとしたものを届けたいと思うのは当然で、でもいろんな制約があって、できないことがあるから、その中でどうにかこうにか試行錯誤していて、うちらより何倍もしんどくて、今までできてたことのできなさに、不自由さに憤りを感じてるだろう。

そんなあたりまえのことにずっと気づいてなかったよ。

 

ひさしぶりに劇場に足を運んだとき

汗だくになってるとこ、表情がガラッと変わるとこ、昔から変わらない歌うときの癖、歌い切って肩で息をしているとこ

あたりまえなんだけど、ああ、人間がやってるんだなって実感しました。

わたしはずっと、生身の人間が目の前で作り出すもので感動したかったんだな。

この一瞬がたまらなく好きで、劇場に行くんだ。今までも、これからも。

 

◼それでも推しはみんなの希望

 

自粛モードになってから初めてそれをめちゃめちゃに体感したのが4月の半ばくらいですかね?

有志のミュージカル俳優が民衆の歌動画出したときです

 

https://youtu.be/0Eax4cw6QFA

 

みんな「ぼく、アンジョルラスやってました!」みたいなすました顔して歌ってるけど、レミゼ役者半分もいないってところがまた笑えるんだけど

(レミゼ経験者ほど、あの曲を笑顔で歌わないみたいな話ちょっとわかる)

 

これ出たとき、公演中止やチケットの払い戻しでお通夜になってたTLに死んだおたくが次々にぼこぼこ沸いてきてTLが一気に沸いたんですよ。

こんな、たった数分歌うだけで、これだけの人に希望を与え、元気にするってすごいよ。

普通の人こんなことできないからね。

うちらが民衆の歌を歌ったところで、そんなんうちらが民衆の歌を歌うだけじゃん???(それはそう)

みんなの推したちにしかできないこと。

不要不急だ、不謹慎だ、必要ないと冷遇されようと

パフォーマンスで人を幸せにできること、ショービジネス界でお仕事をされてる人たちはそのことを忘れないでほしい。

本人たちが思ってる以上にたくさんの人の生き甲斐で、元気の素で、楽しみで、希望で、輝きで、人生なんです。

ちゃんと、届いています。

あなた達にしかできないことです。

まじで一生すこやかでいて。

おたくも、みんなの推しもずっと、元気でいてね。元気でいようね。

そしてまた、劇場で会おうね。

次の約束ができることは、幸せなことだ。